
「カレーは好きだけど、辛すぎるのはちょっと…」



「ついつい辛口を選んでしまって後悔することがある…」
今日は、多くのカレーファンが一度は経験するであろう「辛さとの戦い」に終止符を打つべく、カレーの辛さを和らげる魔法のような食べ物と飲み物を徹底解説します!
これさえ読めば、あなたも辛さレベルを自在にコントロールし、辛いカレーも美味しくいただけること間違いなしです。
なぜ辛い?


カレーの辛さの正体とはまず、なぜカレーを食べると辛さを感じるのでしょうか?
その主な原因は、唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分です。
このカプサイシンが舌の痛覚神経を刺激することで、「辛い!」と感じるわけです。
つまり、辛さを和らげるということは、このカプサイシンの刺激をいかに抑えるか、あるいは洗い流すか、という戦いになるのです。
辛さ撃退!
辛さを和らげるドリンク5選


まずは試すべき、ドリンク5選!
カレーの辛さで口の中が火事!そんな緊急事態に、まず手を伸ばすべき飲み物をご紹介します。
・「牛乳」&「ヨーグルトドリンク(ラッシーなど)」
言わずと知れた辛さ対策の定番中の定番ですね。牛乳やヨーグルトに含まれる「カゼイン」というタンパク質が、カプサイシンと結びつき、洗い流してくれる効果があります。特に乳脂肪分が多いほど効果が高いと言われています。
ポイントは、冷たい牛乳も良いですが、本場インドのラッシーはまさに理にかなった飲み物。ヨーグルトの酸味と乳製品のコクが、辛さを優しく包み込みます。お店で見かけたらぜひ!自宅で手作りするのもおすすめです。




・フルーツジュース
意外かもしれませんが、糖分も辛さを和らげる効果があります。砂糖が舌の辛味受容体を一時的にブロックし、辛さを感じにくくすると言われています。
ポイントは、マンゴージュースやリンゴジュースなど、濃厚な甘さのものが特におすすめ。
・ココア
牛乳と同様に乳成分が含まれ、さらにカカオの脂肪分もカプサイシンをキャッチするのに役立ちます。甘味もあるため、ダブルの効果が期待できます。
ポイントは、ホットココアよりも、冷たいアイスココアの方が口の中をクールダウンさせる効果も加わりおすすめです。
・レモン水、柑橘系ドリンク
酸味には唾液の分泌を促す効果があり、唾液によってカプサイシンを洗い流すのを助けます。また、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれる効果も。
ポイントは、甘くない柑橘系の炭酸水なども良いでしょう。ただし、酸味が強すぎると胃に負担をかける可能性もあるので、適量を心がけましょう。
・水
…ただし飲み方に注意! 辛さを感じた時に、まず水を飲む方は多いでしょう。一時的に口の中の温度を下げ、刺激を和らげる効果はあります。しかし、カプサイシンは水に溶けにくい性質があるため、大量に飲むと逆にカプサイシンが口全体に広がり、辛さが増してしまうことも。
ポイントは、 水を飲む場合は、口に含んでしばらく置いてから吐き出す「うがい」のような飲み方が、カプサイシンを物理的に洗い流すのに効果的です。
辛さを和らげるフード7選


飲み物だけでなく、食べ物にも辛さを和らげる効果のあるものがたくさんあります。
カレーと一緒に、あるいは食後に試してみてください。
・ご飯やパン、イモ類
これらのでんぷん質の多い食べ物は、カプサイシンを吸着し、辛さを和らげる効果があります。カレーの付け合わせとして定番なのは、やはり理にかなっているのですね。
ポイントは、ナンやチャパティ、ジャガイモやサツマイモなども同様の効果が期待できます。辛いカレーと一緒に、いつもより多めに食べるのも良いでしょう。
・チーズ
牛乳と同じく、乳脂肪分とタンパク質(カゼイン)がカプサイシンを中和してくれます。カレーのトッピングとしても人気ですよね。
ポイントは、チェダーチーズやモッツァレラチーズなど、種類は問いません。辛いカレーに追いチーズをするのは、美味しさだけでなく辛さ対策としても有効なのです。
・アイスクリーム、ヨーグルト
乳製品の力に加え、冷たさが口の中の感覚を麻痺させ、辛さを感じにくくしてくれます。甘さも辛味をマスキングする効果があります。
ポイントは、 特にバニラアイスは乳脂肪分も多く、おすすめです。食後のデザートとして用意しておくと安心ですね。プレーンヨーグルトに蜂蜜やフルーツを加えるのも良いでしょう。
・アボカド
カプサイシンは油に溶けやすい性質(脂溶性)を持っています。
そのため、良質な油分を含むアボカドなどを食べると、カプサイシンが油に溶け出し、辛さを和らげてくれます。
ポイントは、カレーの付け合わせにアボカドスライスを添えたり、ワカモレにするのもおしゃれで効果的。オリーブオイルやマヨネーズなども少量なら同様の効果が期待できます。
・ピクルス、酢の物、レモン・ライム
飲み物の項目でも触れましたが、酸味は唾液の分泌を促し、口の中をさっぱりさせてくれます。
カレーの付け合わせとして定番の福神漬けやらっきょうも、実は理にかなった存在なのです。
ポイントは、 箸休めにピクルスを一口食べたり、カレーにレモンやライムを絞りかけると、味の変化も楽しめて一石二鳥です。
・チョコレート
チョコレートに含まれる脂肪分と糖分が、辛さを和らげるのに役立ちます。特にミルクチョコレートは乳固形分も含むため効果的。
ポイントは、食後にひとかけらのチョコレートをつまむのも良いでしょう。ただし、カカオ分が高いビターチョコレートは、苦味が辛さを引き立ててしまう可能性もあるので注意が必要です。
・ココナッツミルク
タイカレーなどでお馴染みのココナッツミルク。その脂肪分がカプサイシンを包み込み、まろやかにしてくれます。
ポイントは、 辛すぎるカレーに少しココナッツミルクを足して煮込むと、コクが増し、辛さも和らぎます。デザートとしてココナッツ風味のアイスやプリンを食べるのも良いでしょう。
やってはいけない!辛さ対策のNG行動
良かれと思ってやったことが、実は逆効果ということも…。以下の行動は避けましょう。


・冷たい水だけをがぶ飲みする
前述の通り、カプサイシンが拡散してしまう可能性があります。
・アルコール飲料(特にビールなど炭酸系)
血行を促進し、辛さを感じやすくしてしまうことがあります。炭酸の刺激もマイナスに働くことが。
・熱すぎる飲み物や食べ物
舌の刺激をさらに強めてしまう可能性があります。
まとめ
辛さレベルを自在に操り、カレーライフを豊かに!
いかがでしたか? カレーの辛さを和らげる食べ物や飲み物は、意外と身近にたくさんあるのです。
辛さの感じ方には個人差がありますし、その日の体調によっても変わってきます。今回ご紹介した方法を参考に、ご自身に合った「辛さの駆け込み寺」を見つけてみてください。
・普段使いには
牛乳、ヨーグルト、ご飯、チーズ
・ちょっとおしゃれに
ラッシー、アボカド、レモン添え
・緊急時には
アイスクリーム、甘いジュースなど、シチュエーションに合わせて使い分けるのも楽しいですね。
辛すぎるカレーに出会ってしまっても、もう大丈夫!
これらの知識を武器に、臆することなく様々なカレーに挑戦し、あなたのカレーライフをさらに豊かなものにしてください。
それでは、今日も美味しいカレーを食べて元気になりましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの素敵なカレーライフの一助となれば幸いです。
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