こんにちは!なつぱぱです。
スパイスカレー作り捗ってますか?
スパイスの役割も分かってきたし、使い方も段々と分かってきた頃でしょうか?そろそろ初心者の域を越えたいと思っているかた必見です。
今回は本格的な味を作ってみたい人にオススメのカレーのレシピ本のご紹介です。初心者の域を越えて本格的なカレーが作れる本を3つ選んでみました。是非参考にしてください。
「いちばんやさしいスパイスの教科書」 著者水野仁輔

水野仁輔さんの著書である。『スパイスの教科書』は、スパイスカレーファンや料理愛好家の間で「バイブル」として長く愛されている一冊です。
この本がなぜこれほど高く評価されているのか、その特徴と魅力を解説します。
1. この本の特徴
一言で言うと、「スパイスを感覚ではなく、ロジック(論理)で理解する」ための本です。
多くのレシピ本が「小さじ1杯入れる」という手順を教えるのに対し、本書は「なぜそのスパイスを入れるのか?」「いつ、どうやって加熱するとどんな効果が出るのか?」というメカニズムに焦点を当てています。
2. 内容の構成
本書は大きく分けて3つのステップで構成されています。
① スパイスの基礎知識(理論)
スパイスの役割を「香り」「辛味」「色」の3要素に分類し、それぞれの特性を科学的な視点も交えて解説しています。テンパリング(油への香り移し)の重要性スパイスを投入するタイミングによる香りの変化。
② スパイス事典
主要なスパイス(クミン、コリアンダー、ターメリックなど)について、個別の特徴が深掘りされています。単なる紹介ではなく、「他のスパイスと組み合わせた時の化学反応」についても触れられているのが水野さん流です。
③ 実践レシピ
理論を形にするためのレシピが掲載されています。基本の3種類で作るチキンカレースパイスを徐々に増やしていくステップアップ形式のレシピです。
3. どんな人におすすめ?
「なんとなく」でスパイスを使っている人におすすめです。感覚に頼らず、自分なりの配合(ブレンド)を作れるようになりたい方に最適です。
スパイスカレーの基本の「チキンカレー」の工程が非常に丁寧に解説されているため、失敗しにくいです。料理を科学したい人「なぜこの工程が必要なのか」という納得感を求める理系気質の方にはたまらない内容です。
4. 読んだ後に得られること
この本を読み終えると、レシピ本を見なくても「今日は香りを立たせたいから、最初にこのホールスパイスを炒めよう」といった判断が自分でできるようになります。
まさに、一生モノの「知識の土台」ができる一冊です。水野仁輔さんは他にも多くの本を出されていますが、まずはこの「教科書」から入るのが一番の近道だと思います。
「カレーの教科書」 著者水野仁輔

先ほどは『スパイスの教科書』についてお話ししましたが、こちらの『カレーの教科書』は、さらに一歩踏み込んで「カレーという料理全体の構造」を解き明かした、水野仁輔さんの集大成ともいえる一冊です。
『スパイスの教科書』が「素材(スパイス)の使い方」に焦点を当てているのに対し、こちらは「どうすれば美味しいカレーという作品が完成するのか」という設計図を解説しています。
1. この本の特徴
カレーの「黄金律」水野さんはこの本の中で、あらゆるカレーに共通する「基本のフォーマット」を提示しています。
カレーの4大要素
「具材」「ベース(玉ねぎなど)」「水分」「スパイス」のバランスでカレーが成立することを論理的に説明しています。
ルウを使わない作り方の標準化
難しく思われがちなスパイスカレーを、「炒める・煮込む・仕上げる」というシンプルな工程に分解して解説しています。
2. 内容と構成
① カレーの設計図
「玉ねぎをどこまで炒めるべきか?」「肉の旨味をどう引き出すか?」といった、プロが経験則で行っていることを言語化しています。
② ステップアップ式のレシピ
初心者でも挫折しないよう、難易度順に構成されています。
基本のチキンカレーの作り方の手順の紹介があり、まずは基本のカレーをマスターするための手順を学びます。
応用とアレンジで具材や、ベース(トマトやココナッツミルク)を変える手法が紹介されてます。
③ プロのテクニック
「飴色玉ねぎ」の本当の意味や、塩加減のタイミング、旨味を最大化する「メイラード反応」の活用など、料理のクオリティを底上げする技術が詰まっています。
3. どんな人におすすめ?
狙った味を作りたい人に是非おすすめしたいです。この本を読むと玉ねぎの切り方、炒める行程、ベースとなる材料でカレーの味や見た目などが変わることがとても理解出来ます。それによって、自分が作りたいカレーが分かってくるようになります。
4. 読んだ後に得られること
「レシピ通りに作って美味しくできた」という段階を卒業し、「冷蔵庫にある余り物で、自分好みの極上カレーを作る」という自由な境地にたどり着けます。
水野さんの本はどれも「なぜ?」を解決してくれるので、読むだけでも料理が上手くなったような気分になれるのが不思議なところです。
「スパイスカレーの教科書」

複数の人気店店主や専門家が監修・登場する『スパイスカレーの教科書』。
この本は、水野さんの著書が「一人の理論」を深掘りするのに対し、「今のスパイスカレーシーンのリアルを詰め込んだ、実戦的なムック本」としての立ち位置が非常に強い一冊です。
その特徴をご紹介します。
1. この本の特徴
この本の一番の魅力は、一人の著者の流儀だけでなく、行列ができる有名店のシェフたちが、それぞれのこだわりを公開している点です。
お店ごとの「正解」が紹介されていて、 「玉ねぎはここまで焦がす」「スパイスはこのタイミングで入れる」といった手法が店ごとに異なり、どれも正解であることを教えてくれます。
大阪発祥の出汁カレー、インドの伝統的なスタイル、独創的な創作カレーなど、幅広いジャンルを網羅しています。
2. 内容と構成
写真とレイアウトが特徴です。
プロセス写真が豊富で、スパイスのテンパリング(油に香りを移す工程)や、ベースとなるソースの色の変化が、高精細な写真で追いかけられます。
図解が多く、スパイスの効能や味の構成が、感覚的なイラストや図で説明されており、雑誌を読む感覚で知識がスッと入ってきます。
3. どんな人におすすめ
スパイス図鑑として使えて、単なる紹介だけでなく、そのスパイスが「どの料理に向いているか」が具体的です。
副菜(アチャールなど)の充実しており、 カレー本体だけでなく、横に添える付け合わせのレシピも豊富で、一皿の「プレート」としての完成度を高めたい人や、
マニアックな道具があり、プロが愛用するお玉や鍋など、道具へのこだわりを知りたい人におすすめですよ。
4. 読んだ後に得られること
水野さんの本が「教科書(理論)」なら、こちらは「参考書兼、作品集」です。
1つの理論に縛られず、色々な名店のいいとこ取りをしたい。レシピだけでなく、カレー界のトレンドやカルチャーも知りたい。とにかく写真が綺麗で、モチベーションが上がる本が欲しい。という方にとって、これ以上ない一冊です。
まとめ

いかがでしょうか。
各本の「役割」を例えるなら…
① 「スパイスの教科書」(水野仁輔著)は「化学の授業」「クミンを加熱するとどんな成分が出るか?」というミクロな視点です。これを知ると、カレー以外の料理(炒め物やサラダ)にもスパイスを応用できるようになります。
② カレーの教科書(水野仁輔著)は「建築の設計図」「玉ねぎ・肉・水・スパイス」という4つの柱をどう組み立てるかというマクロな視点です。レシピを見なくても、冷蔵庫にあるものでカレーが作れる「一生モノのスキル」が身につきます。
③ スパイスカレーの教科書(エイ出版社)は「美術の展覧会&ワークショップ」「あの名店はこう作っている!」というライブ感のある視点です。工程写真がとにかく豊富なので、言葉で説明されるより「目で見て盗む」のが得意な人に最適です。
「教科書」と名の付く本をご紹介しましたが、どれも脱初心者のワンランク上のレベルの高い本です。
きっと新しいスパイスカレーを作るきっかけになる本だと思います。是非手に取って読んでみてください。
今回は以上です!また次回のブログでお会いしましょう!


