こんにちは!なつぱぱです!
皆さん、スパイスカレー作りにハマってますか?あの、複雑で奥深い香りの世界、一度足を踏み入れたら抜け出せませんよね。
さて、スパイスカレー作りにある程度慣れてきたら、次に欲しくなるのが「刺激」じゃないですか?そう、「辛さ」です。
自分で作るスパイスカレー、せっかくならお店で食べるような、あるいはそれ以上の「自分好みの辛さ」に仕上げたいそう思うのは、当然のことです。

辛さってどうやって調整するの?どんなスパイスを使えばいいの?
って、最初はちょっと迷いますよね。
今日の記事では、スパイスカレー初心者の皆さんに向けて、辛さを自在に操るためのスパイス選びと、誰でもできる簡単な方法を分かりやすく解説します!
この記事を読めば、あなたのスパイスカレーはもっともっと刺激的で美味しいものになること間違いなし!一緒に辛旨カレーの世界を探求しに行きましょう!
辛さの正体って?
スパイスカレーの辛さ、あの「ヒーッ!」ってなる感覚、一体何から来ているのでしょうか?その正体は主に「カプサイシン」という成分です。
これは唐辛子などに含まれる辛味成分で、舌や口の中の受容体を刺激します。
スパイスの辛さは唐辛子だけではありません。例えば、ブラックペッパーのピリッとした辛さや、生姜のポカポカする辛さなど、スパイスによって辛さの種類や感じ方が違うのも面白いところです。
単に痛いだけの辛さではなく、それぞれが持つ独特の風味や香りと合わさることで、スパイスカレーはより複雑で奥行きのある味わいになるんです。
この「辛さ」を理解することが、スパイスカレーの辛さを自在にコントロールするための第一歩!どんなスパイスがどんな辛さを持っているのかを知れば、あなたの理想の辛さにグッと近づけますよ。
辛さを自在に操る
スパイスカレーに辛さを加えるために、どんなスパイスを選べばいいのか、具体的に見ていきましょう。
初心者でも扱いやすい、代表的なスパイスたちをご紹介しますね。
唐辛子系スパイス


辛さの王様!やはり辛さといえば唐辛子!スパイスカレーにパンチのある辛さを加えるのに欠かせません。
・カイエンペッパー
これはもう、スパイスカレーの辛さ調整のド定番!乾燥させた赤唐辛子を粉末にしたもので、シャープでストレートな辛さが特徴です。
辛さのレベルは中程度で、カレー全体に均一な辛味を行き渡らせたい時に最適。
加える量で辛さを細かく調整しやすいので、初心者はまずここから試してみるのがおすすめです。
煮込みの途中で他のパウダースパイスと一緒に加えるのが一般的です。
・チリパウダー



「あれ?カイエンペッパーと同じじゃないの?」
と思うかもしれませんが、実はちょっと違います。チリパウダーは、唐辛子の粉末だけでなく、クミンやオレガノ、パプリカなどのスパイスがブレンドされていることが多いんです。(製品によってブレンド内容は異なります)
なので、辛さだけでなく、風味やコクもプラスされます。
製品によって辛さのレベルや風味がかなり違うので、いくつか試してお気に入りのものを見つけるのも楽しいですよ。
使い方はカイエンペッパーと同様、煮込みの途中で加えることが多いです。
・生のレッドペッパーホール
これは生の唐辛子を粗く刻んだもの。
パウすダーよりも辛味成分がダイレクトに口に広がります。
また、油と一緒にテンパリング(油でスパイスを加熱する工程)することで、唐辛子の香ばしい風味と辛味を油に移すことができます。
フレッシュな辛さと唐辛子の香りを楽しむのにおすすめです!
・カシミールチリ
「もっと色鮮やかなカレーにしたいけど、そんなに辛くしたくないな…」という時におすすめなのがこれ!
インド原産の唐辛子で、鮮やかな赤い色を出すのが得意なのに、辛さは控えめなのが特徴です。
カイエンペッパーなどの強い辛さとブレンドして使うことで、色と辛さのバランスを調整できます。
マイルドな辛さのカレーを作りたい時にも重宝します。
・韓国唐辛子
韓国唐辛子は旨味と辛さを持ち合わせた唐辛子です。カイエンペッパーほどの辛さは無く。カレーに旨味が加わる唐辛子です。パウダーがおすすめで、沢山かけたくなるハマる辛さです。
・ブートジョロキア、ハバネロなど激辛系
世界には信じられないほど辛い唐辛子が存在します。ブートジョロキアやハバネロなどはその代表格。ほんの少量でも劇的に辛くなるので、取り扱いには十分な注意が必要です!初心者のうちは無理せず、カイエンペッパーなどで辛さ調整に慣れてから挑戦することをおすすめします。
使う際は手袋をするなど、直接触れないように気をつけてくださいね!
胡椒系スパイス


ピリッとアクセント!唐辛子とはまた違った種類の辛さを加えるのが胡椒です。
・ブラックペッパー
おなじみですね。ピリッとした爽やかな辛さと、独特の香りが特徴です。
ホールのままテンパリングに使ったり、ミルで挽きたてを仕上げにかけたりすることで、フレッシュな香りと辛味を楽しむことができます。
煮込みの途中でパウダーを加えることもありますが、挽きたての香りは格別なので、ぜひ試してみてください。
・ホワイトペッパー
ブラックペッパーよりも穏やかで、ややシャープな辛さです。
色がないため、ホワイトソースなど色をつけたくない料理によく使われますが、スパイスカレーに少量加えることで、ブラックペッパーとは違う種類の辛味の層を作ることができます。
その他の辛味を持つスパイス


直接的な「辛さ」というよりは、風味や奥行きに辛味をプラスするスパイスもあります。
・マスタードシード
プチプチとした食感が楽しいスパイス。油で加熱(テンパリング)すると、香ばしい香りと共にピリッとした辛味が引き出されます。
特に南インドカレーでよく使われます。
・ジンジャー
生の生姜をすりおろしたものや、ジンジャーパウダーを使います。カプサイシンとは違う「ジンゲロール」という成分による、体をポカポカさせるような辛さが特徴です。
カレーに深みと爽やかさを加えます。
・山椒、花椒
うなぎにかけるとピリリした辛さと爽やかな香りの山椒。中華の四川料理ではおなじみの痺れる辛さ花椒。
どちらもピリリとくる痺れるような辛さと、爽やかな香りが特徴ですね。
どちらも、カレーに加えるといいアクセントの辛さになるんですよ!
・ニンニク
これも辛味というよりは風味ですが、ニンニク特有の刺激やパンチはカレーの美味しさをグッと引き上げます。
油でじっくり炒めて香りを出すのが基本です。
スパイスカレーで理想の辛さを出す具体的な方法
さて、どんなスパイスを使えばいいのか分かったら、次は実践です。
スパイスカレーで辛さを出すための具体的な方法と、調整のコツをお伝えしますね。
基本中の基本!最初から入れすぎない
これは最も重要です!パウダースパイスは特に少量でも辛さが強く出ることがあります。
必ず、最初は控えめに入れて、味見をしながら少しずつ追加していくようにしましょう。
辛さは一度入れすぎると戻すのが難しいですが、後から足すのは簡単です。
焦らず、じっくりと理想の辛さを目指しましょう。
テンパリングで辛味を引き出す
ホールスパイスを使う場合に特に重要な工程です。
油にマスタードシードやクミンシードなどと一緒に、レッドペッパーフレークやホールの唐辛子を加えて弱火でじっくり加熱します。
こうすることで、スパイスの香りや辛味成分が油にしっかりと移り、カレー全体に風味と辛さが行き渡ります。
唐辛子を焦がさないように注意してくださいね!煮込み段階でパウダースパイスを加えるカイエンペッパーやチリパウダーなどのパウダースパイスは、玉ねぎなどの炒め物がある程度進み、水分を加えて煮込むタイミングで加えるのが一般的です。
他のパウダースパイス(ターメリック、コリアンダー、クミンなど)と一緒に入れてよく混ぜ、スパイスの香りを引き出します。
この時も、少量からスタート!仕上げに「追いスパイス」で調整!カレーがほぼ完成したら、味見をして辛さが足りなければ、ここで調整します。カイエンペッパーやチリパウダーを少量ずつ加えてよく混ぜ、その都度味見を繰り返しましょう。
また、ブラックペッパーの挽きたてや、レッドペッパーフレークを仕上げに加えることで、フレッシュな辛味や香りをプラスすることができます。
特にブラックペッパーは、加熱時間が短いほど爽やかな香りが際立ちます。
辛味オイルを添える
簡易的なラー油と言いましょうか。
フライパンにごま油や植物油を熱し、レッドペッパーフレークやホールの唐辛子、お好みでニンニクのスライスなどを加えて弱火でじっくり加熱し、辛味成分を油に移します。
これを食べる時にカレーに少量かけるんです。こうすることで、自分の好きなタイミングで、好きなだけ辛さをプラスできます。
食卓で各自が辛さを調整できるので、家族や友人と食べる時にも便利ですよ!
スパイス選びのポイント


これからスパイスを揃えるかたへのアドバイスです。
最初は基本のスパイスから
カイエンペッパー、チリパウダー、ブラックペッパー(ホールとパウダー両方あると便利)あたりから揃えるのがおすすめです。
少量ずつ購入
スパイスは風味が飛びやすいので、最初は小さいパックや瓶で少量ずつ購入し、使い切るのがおすすめです。


密閉容器で保存
スパイスは湿気と光、熱に弱いので、密閉できる容器に入れて冷暗所で保存しましょう。
辛すぎちゃった!そんな時のレスキュー方法



うわっ!ちょっと辛くしすぎたかも…!



そんな時でも大丈夫!いくつか辛さを和らげる方法があります。
ヨーグルトやココナッツミルクを加える
乳製品やココナッツミルクは辛味成分を包み込み、辛さをマイルドにしてくれます。特にココナッツミルクは、カレーにコクと甘みも加えてくれます。
牛乳や生クリームを加える
これらも辛さを和らげる効果があります。ただし、加える量によってはカレーの風味が変わるので注意が必要です。
砂糖や蜂蜜を少量加える
甘みを加えることで、辛さを感じにくくさせる効果があります。ただし、加えすぎるとカレーが甘くなりすぎるので、少量から試してみてください。
酸味を加える
レモン汁やトマトピューレなどを加えることで、味が引き締まり、辛さを感じにくくさせることがあります。
具材を増やす
ジャガイモや玉ねぎなどの野菜を増やして煮込むことで、カレー全体の量が増え、相対的に辛さがマイルドになります。


まとめ
あなただけの辛さを見つけよう!
いかがでしたか?スパイスカレーの辛さは、使うスパイスの種類や量、加えるタイミングによって本当に自在にコントロールできます。
最初から完璧を目指す必要はありません。失敗を恐れず、色々なスパイスを試して、自分にとっての「一番美味しい辛さ」を見つけることを楽しんでください。
カイエンペッパーを増やしてみたり、レッドペッパーフレークをテンパリングしてみたり、ブラックペッパーをたっぷり挽いてみたり…試行錯誤する中で、きっとあなたの理想とする辛さ、そしてあなただけの「マイ辛さ」に出会えるはずです。
この記事が、あなたのスパイスカレー作り、そして辛さ探求の素晴らしい一歩となることを願っています。
ぜひ、今日の知識を活かして、刺激的で美味しいスパイスカレーをたくさん作ってみてくださいね!
それでは、また次の記事で!美味しいカレーを食べて元気になりましょう!
コメント